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桑田佳祐/You Keep Me Hanging On
桑田佳祐/You Keep Me Hanging On

サザンオールスターズのフロントマン、桑田佳祐が定期的に行っているチャリティ公演、Act Against Aidsの一貫として、60〜70年代のアメリカンロックを取り上げたライブでのVanilla Fudgeの名曲You Keep Me Hanging Onをカバーした映像
ヴァニラファッジのカバー…とは言ってもヴァニラファッジもThe Supremesのカバーなわけですがw

狐の嫁入り的な妙に雅な演出で始まり、大幅なアレンジを施しているのかと思えば、歌が始まればかなりファッジのヴァージョンに忠実な演奏なのですが、
頭の演出がやたらとハマっているんですよね
60'sサイケといえばGeorge Harrisonに代表されるようにインド音楽からの影響を受けたアーティストが多くいましたが、あの頃の音楽は全体的に東洋の文化との親和性が高いってことでしょうか
他に東洋の楽器を取り入れた英米のロックで個人的に印象的なのは、David BowieHeroesBrian Enoが琴を取り入れている琴だったりするのですが、あれもどことなくサイケな雰囲気がありますね
日本のロックファンに60'sサイケのファンが多いのもそんなところがどことなく親しみを感じさせるからなのでは

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| Music:Youtube | 21:29 | トラックバック:0 | コメント:0
Funkadelic/Uncle Jam Wants You(1979)
Funkadelic/Uncle Jam Wants You(1979)
Uncle Jam Wants You

宇宙最強のファンク大魔神、George Clinton率いるFunkadelicのディスコ時代に呼応した11th

僕はP-FUNK一派については、代表作をいくつかかじった程度で、このアルバムに置ける編成さえ正確にはわからない程度の知識しかないのですが…
この頃のファンカは初期のサイケデリックロック的な要素は薄れ、ジョージクリントンが率いるもう一つのグループ、Parliamentとも音楽的により接近して、音においても活動体系においてもよりバンド感が薄れた時期として認識されてるようですね
元がジョージのワンマン的スタイルでもあったので、あまりバンド感が薄れたという事に関しての批判は聞かない気がしますが

まあそれもそのはず、これ以前のファンカに対して、ロック感、バンド的雰囲気に魅力を感じていた人であっても、この音を聞いてしまえば黙らざるを得ないでしょうw
とにかくそのくらい凄いアルバムです
一曲目のFreak Of The Weekの時点で圧倒されてしまうような濃密なディスコ・ファンクの世界が広がっている訳ですが、この後に並ぶ曲を思えばこんなのはイントロダクションにしか過ぎません

2曲目の(Not Just)Knee Deep
僕はよくある、ポピュラーミュージック名盤100選とか言った類の本に載っているようなアルバムでさえ網羅しているとは言えないくらいで、ことファンク、ダンスミュージックに関しては詳しいとは言えないのですが…
恐らくこの曲が全宇宙最強のダンスミュージックでしょう
15分にも及ぶ長尺のこの曲ですが、その時間は全く飽きる事なく一瞬で過ぎて行く…と同時にわずか15分とは思えない濃密な聴後感があります
何が言いたいかって言うと、要するにアレな訳です、時間感覚さえも超越してるって事なんですw
もちろんMichael HamptonEddie Hazelの化物級超絶変態ギターバトルだとか、高揚感をこの上なく煽りつつもひたすらタイトに絞めて行くリズム隊だとか、演奏の一つ一つをピックアップしたってとてつもない要素に満ちている訳ですが、
ロックの優れたバンド、例えばLed Zeppelinは言わば1+1+1+1が化学反応を起こして100にも200にもなるような形だとすれば、
ファンクの優れたバンドは1+1+1+…と寄り集まって行って結果とてつもなく巨大な1が出来上がるような、どんなに個人が主張してもあくまで曲としての、総和としての魅力に帰結する…
なんだか主観的で抽象的な表現になってしまいましたが、そんな一つの大きな固まりとしてのファンクの魅力が最も感じられる曲ではないでしょうか

次の曲Uncle JamからレコードではB面に入る訳ですが、A面のある種のシリアスささえ孕んだ(歌詞はとてもシリアスとは言えませんが…)、濃密で高揚感を煽り立てるような雰囲気はすこし薄れ、ジョージの茶目っ気が堪能できる、コミカルな雰囲気の曲が並びます
しかしそこはジョージ、コミカルだからといって手を抜いてる、ユルいだなんて思ってかかっちゃあいけません
ファンの方には言うまでもないでしょうが、P-FUNKの魅力はその辺のコント集団が束になっても敵わないような強烈なエンターテイメント性です
むしろジョージクリントン"らしさ"はこのB面でこそより味わえると言えましょう
Uncle Jamは前曲に引き続き長尺ですがよりはちゃめちゃ、ドタバタとした感じの演奏が面白い一曲
この曲でB面の半分を使っているので後は小曲が並んでいるのですが、こういう短い曲にこそジョージのセンスが光っている訳です
Field Maneuversは2分間超絶技巧のギターバトルが堪能できるギターインストですが、後期T-REX風のちょっと間の抜けたリフがお茶目に脱力感を誘い、続くHolly Wants To Go To CaliforniaElton John風な美しいピアノバラード…なのですが、こういうのがアメリカ版オヤジギャクなんだろうか…とでも言いたくなるようなおっそろしくくだらない歌詞とジョージの歌で爆笑させられ、バカバカしさの極みのような軍のマーチのパロディ、Foot Soldiersでアルバムは幕を下ろす…
やっぱりこのアホさこそジョージクリントン、P-FUNKだ!!とw

(Not Just)Knee Deep
David Letterman Show出演時の映像 恐らくは80年代後半〜90年代前半の映像でしょう
演奏はこれはこれでカッコいいのですが、尺が短すぎてはっきり言ってこの曲の魅力の半分も伝わらないでしょうw
この映像を見て少しでも興味を持った方はゼヒ!!スタジオ盤を聴いてこの曲の本当の魅力を味わってください



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| Music:Disc Review | 02:16 | トラックバック:0 | コメント:0
John Legend/I Want You(She's So Heavy)
John Legend/I Want You(She's So Heavy)

前回に続いてジョンでレノンなネタを
現代屈指のソウルシンガーJohn LegendThe Beatlesの超名曲I Want You(She's So Heavy)をカバー!!
フルコーラス映像はYoutubeに上げられていなかったので上の映像は抜粋ですがしかしなかなかにかっこいい…
どうやら先日出たライブアルバムLive From Philadelphiaにも収録されているみたいですね
ジョンレジェンドは以前から好きで、オリジナルアルバムは二枚とも持っているのに、ライブアルバムはリリースは知りつつ何となくスルーしてしまっていたのですが…
すいませんでしたジョンさんといった気持ちですw
オフィシャルサイト
で他の曲もいくつか視聴できますが、この曲以外もなかなかに熱気を伝えてくれる出来になっています


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| Music:Youtube | 20:44 | トラックバック:0 | コメント:0
John Lennon/Come Together
John Lennon/Come Together

1972年ニューヨークマディソンスクエアガーデンでのライブ映像
Live In New York CityとしてCD化もされている公演ですね

この映像ってDVD化もされていないし、去年のジョンのソロ紙ジャケシリーズでもスルーされてしまっていて、ずいぶん冷遇されているような気がしますが、
言われているほど中身は悪くない、というかかなりカッコイイライブではないかと
時々批判されるようにバックバンドの演奏はあまり達者とは言えない、特にツインドラムはリハ不足じゃないかと思われるところも散見しますが、
やはりジョンが生でこの曲を歌っているというだけで抗えない魅力があります
同公演は他にもCold TurkeyWoman Is The Nigger Of The Worldなど、公式ライブ映像が殆ど無い曲を演奏(というか、ジョンソロの公式ライブ映像自体かなり少ないですよね)していて、資料的価値も商品価値も高いと思うのですが…
オノヨーコが気に入ってないんですかねw
| Music:Youtube | 01:51 | トラックバック:0 | コメント:0
KORG DS-10
KORG DS-10

KORG DS-10

NINTENDO DSからなんとシンセサイザーが出る…

いったいどゆこと?
てな方へ
百聞は一見にしかず…という事で下の動画をご覧ください


どうです、めちゃくちゃ面白そうじゃないですか!?w

いや、僕はKORGの広報担当でもなんでもないですがw
どうやらこれは30年前にKORGから出たMS-10という機種をシミュレートしたソフトのようで、動画を見て頂ければお分かりのように、操作はタッチパネルを使って、つまり同社のKAOSSILATORと同じような操作感という事でしょうか
お手軽なゲーム感覚なんかじゃなく、ツマミやパッチも本物のようにイジれるようで、その辺も個人的にはかなり好印象
しかも値段が4800円と楽器として考えるとかなり安く、僕なんかちょうどKAOSSILATORが欲しいなと思っていたのですが、やめてこっちを予約しちゃおうかなと思ってるくらいでw

しかし逆にこの楽器として考えるとかなり安い値段って逆に不安要素にもなるんですよね…
おそらくはこのソフトを宅録やライブで使おうと考えると、必然的にDSのヘッドフォン端子からの出力になるのだと思いますが、果たしてその音がどうなのか
上の動画程度の音質が出せるのならば、ライブはともかく宅録には多いに使えそうだなと個人的には思うのですが、その辺の量販店で売っている程度のラインを用いたライン入力でもその音質が出せるのか?というところが何より疑問…
しかもこのソフトはAmazon限定販売、つまり楽器屋の店頭で実際にならしてみる事が出来ないというのもまたその不安を助長させもする訳ですが…

逆に言うと安いんだからハズレでもそんなに損しないだろって気分にもなれるんですけどねw
不安な点もまだまだありますが、発売まであと3ヶ月以上
これからまだまだ情報も出てくるでしょうし、個人的にはなんだかんだいってもかなり期待していますw
このソフトに関して新しい情報、レヴューなどありましたらこのブログでも逐一取り上げて行く……予定……ですw

KORG DS-10 AQ INTERACTIVE
Amazon.co.jp

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| Music:News | 01:36 | トラックバック:0 | コメント:0
The Kills/Midnight Boom(2008)
The Kills/Midnight Boom(2008)
The Kills/Midnight Boom

アメリカ人女性ヴォーカリストのVVとイギリス人男性ギタリストのHotelによるデュオの3rd

先日某黄色い外資系大手レコードショップでこのアルバムを購入したのですが
平積みになっているどころか試聴コーナーの片隅にさえ置かれず、しかもアーティスト別コーナーにも日本盤と輸入盤が一つずつ置かれているだけという始末…
ちょっと扱い悪すぎやしませんかT○WER REC○RDさん!?w
身内ではリリース前から話題になっていたので世間でもそこそこの注目を集めているのかと思っていたら案外冷遇されているようで…
しかしなかなかどうしてこのアルバムは素晴らしい仕上がりになっております
ひょっとしたらこんな表現をつけられるという事がきょうび流行らない物なのかもしれませんが、
Lou Reed
Tom WaitsPrimal Screamなんかと同じように、そしてレコードや雑誌が散らばるベッドの上で二人がたたずむジャケットが象徴するように、安酒とタバコの香りが漂う退廃美を感じさせる最高のロックンロールが詰まっています

今や映画の中の世界と言った感じになってしまったちょっと懐かしさを感じさせる電話のプッシュ音に導かれてTom Waitsを思い起こさせるHotelのヴォーカルが切り込んでくるU.R.A. Feverはまさにそんなアルバムのオープニングにふさわしい曲
ガレージーなベースと現代的な感触のリズムトラックの上で二人のヴォーカルが妖しく絡み、唐突にGang Of FourThis Heatなどのニューウェーブ黎明期のバンドさえ思い起こさせるジャキジャキしたギターが切り込んでくる瞬間はこれぞロックと言いたくなるカッコよさで溢れています
次の曲はマーチングドラム風のリズムとチープなエレポップをデフォルメしたようなベースが印象的なポップなダンスナンバーCheap And Cheerful
個人的にはアルバム中最も好きな曲で、官能的なVVの歌声が堪能できる一曲です

70年代風のリズムボックスが独特の空気を運んでくるガレージナンバーTape Songを挿んでの4曲目Getting Downもまた次の曲からの流れを引きずったような一曲で、曲自体もこれまた実にカッコイイのですが、コーラス部分にあたるすこし位相をゆがめたようなVVのスキャットが、David BowieThe Man Who Sold The World(世界を売った男)収録のBlack Country Rockの2:46あたりのフェイクを思い起こさせてボウイマニアとしては部屋で一人で思わずニヤリとしてしまったりしちゃうんですw
いや、意識してるかどうかもわからないんですけどねw
ちなみにその元ネタ(?)のボウイのフェイクはT-REXMarc Bolanを意識したらしいのですが、この曲におけるVVのスキャットはあまりボラン風には感じないというのがミソですw

……こんな細かい事どうでもいいっすね
じゃあ次の曲w
次の曲Last Day Of Magicはイントロからガレージーなギターがうなるシンプルなロックナンバーで、こういったシンプルな曲を聴くと、同じ男女デュオというだけで時折引き合いに出されるThe White Stripesとの音楽性をはっきりと感じます
続くHook And Lineも同じ路線のナンバーなのですが、ブックレットのこの曲の歌詞が載っているページが真っ赤になっているあたり、ひょっとして本人達もストライプスと比較されてる事を意識してるのか?
なんて思っちゃいますがこれは多分深読みのし過ぎですかね

次のBlack Balloonはアコースティックなミディアムバラッドで、歌詞は複雑な想いがありつつも自ら恋人の元を去る…と言ったシチュエーションを感じさせる、いわばありがちなロックバンドのアコースティックナンバーの歌詞とも言えそうな内容なのですが、VVが歌う事でやはり女性的な空気感が漂うのが他のバンドとは一線を画すところでしょうか
地味ではありますがアルバム内のハイライトの一つと言える曲なのでは
しかし次の疾走感溢れるパンクなM.E.X.I.C.O.からはアッパーな曲が並びます
Franz Ferdinand風とも言えるニューウェーブをポップに再解釈したようなSour Cherry、VVのヴォーカルがPatti Smithを思い起こさせるAlphabet Ponyと続いてまたまたポップなダンスナンバーWhat New York Used To Be
この4曲が矢継ぎ早に畳み掛けてくる流れはライブでそのまま聴きたいと思わせるほどの高揚感!!
音楽性は全く違いますが、映画24 Hour Party Peopleでのハシエンダの狂騒を思い起こさせるような、ステレオタイプではあっても色褪せる事の無いロックの魅力が詰まっています

そしてこのわずか34分とLP時代であっても短いようなアルバムはGoodnight Bad Morningという曲で締めくくられます
この曲も再び穏やかなアコースティックナンバーですが、ライブ翌日の朝の踊り疲れと二日酔いのような気怠さがただよっているあたりがこのステレオタイプなロック感溢れるこのアルバムにふさわしい粋な幕の下ろし方じゃあないですかw

The Kills/Cheap And Cheerful Live@Later! with Jools Holland

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| Music:Disc Review | 20:27 | トラックバック:0 | コメント:0
Fiona Apple/I Want You
Fiona Apple/I Want You

Fiona AppleElvis Costelloのトリビュートライブで本人と共演して名盤Blood & Chocolate収録の狂気的とも言える愛を歌った名曲I Want Youをカバー

僕はコステロとフィオナの両方とも以前から大好きなアーティストなのですが、コステロのアルバムの中でもBlood & Chocolateに対する思い入れは特に強く、その中でもこのI Want Youは最も好きな一曲で、これはコステロ本人以外の誰が歌っても、たとえBob DylanJohn Lennonであろうとも原曲を越える事は出来ないだろうと思っていました
しかし、このフィオナの歌は…
| Music:Youtube | 20:32 | トラックバック:0 | コメント:0
Elvis Costello releases new album only as LP
Elvis Costello releases new album only as LP
Elvis Costello

実に面白いニュースが飛び込んできました
パンクが花開いた時代の英国にデビューして今なお第一線で精力的な活動を続けるベテランElvis Costelloがニューアルバムをリリースする事が決定したようですが、そのリリース方式が、このダウンロード全盛の時代になんとLP限定でリリースするそうです
詳細は以下

bounce.comーELVIS COSTELLOがニュー・アルバム『MOMOFUKU』をLP限定でリリースすることが明らかに
 アラン・トゥーサンとのコラボ・アルバムや旧作の豪華リイシュー盤など、近年も注目作を連発するヴェテラン・アーティスト、エルヴィス・コステロがニュー・アルバム『Momofuku』を4月22日にLP限定でリリースすることが明らかになった。
 
 ソロ作品としては2004年の『The Delivery Man』以来のアルバムとなる本作は、今のところCDでリリースする予定はなく、その代わり、LPのパッケージに付記されたコードを入力することでデジタル・ダウンロードが可能になる方式を採っているという。今回、LPのみでリリースされる理由や作品内容など、詳細についてはまだ明らかにされていないが、大ヴェテランによる新たな試みとして、どういった反応を生むのか注目されるところだ。


音楽におけるダウンロード販売の市場は年々増加していて、ミュージシャンのダウンロード販売に対する姿勢も積極的になってきています
昨年Radioheadが新作In Rainbowsをリスナーが自由に価格を設定できる形でのダウンロード販売で発表したのは未だに鮮烈な記憶として残っている方も多いと思いますし、
彼らと同じように90年代のロック界を代表するアイコンであったNine Inch NailsTrent ReznorSaul Williamsの新作をプロデュースし、5ドルでの高音質音源かフリーによる低音質音源かの選択をできる形で発表、さらにはNIN本体も先日Ghost I-IVという新作をダウンロード先攻型で、またアルバムの一部をフリーでダウンロードできる形で発表…
と、このようなある種実験的とも言える形でのリリースも増え、大きな話題を呼んでもいるわけですが、そんな中時代に逆行するようにLPでのみ新作のリリースを決めたコステロ
しかし面白いのは、コステロはまだiPodもここまで普及していなかった2003年にNorthというアルバムのボーナストラックをダウンロード限定で配信するという、時代の先取りとも言える試みをしていたんですよね
個人的にはダウンロード配信に抵抗は無い、というかむしろ大歓迎だったりするくらいなのですが、こんな風に時代の流れなど知らぬとでも言うように我流を貫くコステロの姿勢もまた実にパンクでかっこいいじゃないですかw
活動ペースだけでなく作品の中身も未だに全く衰えずエネルギッシュなコステロの事だから、今回もまた期待できそうです

Elvis Costello/(What's So Funny 'bout)Peace, Love and Undestanding
| Music:News | 20:13 | トラックバック:0 | コメント:0
Baby Charles
Baby Charles
Baby Charles

昨日CDショップに、Erykah Baduの新作のNew Amerykahを購入しようとして行ったのですが、R&Bの話題作視聴コーナーに見た事も無いジャケが大々的に宣伝されて並んでいました
どうやらBaby Charlesというバンドのアルバムらしい
なんだこれ?などと思いつつポップを読んでみると、
UK初ディープファンク、オススメトラックの一つにはArctic MonkeysI Bet You Look Good On The Dance Floorのカバー…

え?


ファンクバンドがアークティックをカバー!?
と度肝を抜かれつつ聴いてみると…
イントロのあのソロをテンポを落としてホーンが再現している!!
そして濃厚なラテン・ジャズ的フレーバーを孕んだビートに乗ってあの聞き覚えのあるリフが鳴りだし、そこにCarleen Anderson meets Macy Grayとでも言えそうな味のある塩辛い女性ヴォーカルが絡みつく…
ディープファンクのバンドがアークティックモンキーズをカバーしたという意外性だけのインパクトにとどまらず、他の曲も実に良質で踊れるファンクが並んでいました

…とかいいつつ結局このアルバムは購入せずにErykah Baduの方を買ってしまったんですがw
でも個人的に今後の購入リスト入りは確定しましたw
ネットで調べてみる限りだとどうやらまだ大きな注目を浴びるには至っていないようなのですが、アークティックのカバーという話題性もあり、どこか日本人にも親しみやすそうな雰囲気もありで、今後の注目株と言えるのではないでしょうか

Baby Charles Official Site

myspace
| Music:News | 10:36 | トラックバック:0 | コメント:0
FUJI ROCK '08
FUJI ROCK '08

Primal Scream

今日3/18、フジロックの出演者第二弾発表が行われ、フジの方も徐々に目玉が出そろって来ました
とりあえず第一弾、第二弾発表アーティストをまとめて全てご紹介

Bettye Lavette , Blackmarket , Bootsy Collins Tribute to The Godfather of Soul , The Breeders , CSS
eastern youth , Flower Travellin' Band , The Go! Team , Gogol Bordello , Hard-Fi , Ian Brown , Lettuce
M!NK , Melee , The Music , My Bloody Valentine , Mystery Jets , Primal Scream , Princess Superstar
Seasick Steve , Special Others , Spoon , Switch , Underworld
※オフィシャルサイト掲載順(アルファベット順)


第一弾発表は既に御存知の方も多いでしょうが、なんと言っても再結成(? 解散…はしてなかったんでしたっけw)My Bloody Valentineが目玉でしょう
僕も大好きなバンドですが、好き嫌い云々以前に、下手に解散表明したバンドよりも希少価値高そうなんで見れるうちに見たいって気持ちの方が強いのは僕だけじゃ無いのではw
他に第一弾発表ラインアップのなかではUnderworldThe Go! Teamあたりが個人的には興味を引かれるところ
あとBootsy Collinsのグループはいったい何をするんでしょうか?
名前からすると往年のソウルをカバーするのでは無いかと思うのですが…なんにせよブーツィーならばエンタメ性に富んだ楽しいライブを見せてくれそうです

そして今日行われた第二弾発表からは…
Primal Scream!!
いや〜、プライマルファンの僕としてはこうやってちょくちょく来日してくれるのは嬉しい限りでw
前回の来日時に念願の初ライブにようやく行けたのですが、Little BarrieBarrie Cadoganをギターに迎えてのその時のステージも実に素晴らしい物でした!!
しかしバーリーは今サマソニで来日するPaul Wellerのサポートをしているらしいので(すいません確証無しです、ちょっと前は確かにしていたようですが、現在そして夏の予定はちょっと調べられませんでした)、今回は恐らく参加は無しかと
という事はRobert Young復帰?それともまさか、まさか、マイブラもフジに来るという事は、Kevin Shieldsとの共演が再び!?
何にせよ楽しみな限りです…が、千葉住まいの管理人には苗場は遠い…
ウェラーが来るサマソニは地理的にも近いので見に行きたいのですが、二つも行くには金銭的な問題がなぁ…
今年もWOWOWでガマンするしか無いのか(泣

FUJI ROCK '08 Official Site


Primal Scream/Skull X

The Go! Team/Bottle Rocket

My Bloody Valentine/When You Sleep

Underworld/Born Slippy

| Music:News | 12:18 | トラックバック:0 | コメント:0
David Bowie/Shadow Man
David Bowie/Shadow Man
Shadow Man(2002 B-side of the single Slow Burn)

Shadow Man(1971 Outtake from the album Hunky Dory)

Hunky Dory作成時に作られながら結局お蔵入り、その後30年間日の目を見る事無く、2001年に半分以上が既発曲やお蔵入り曲の再録で構成されたToyというアルバムのリリース時にようやく公式リリースされる…と思いきやそのアルバム自体が再びお蔵入りに
結局その翌年、80年代以降のDavid Bowieを酷評していた評論家をも唸らせた名盤、HeathenからのシングルSlow BurnのB面曲としてようやく公式リリースされた…
というずいぶん不遇な運命をたどって来たこの曲ですが、個人的にはボウイの全ての曲の中でも5本の指に入る名曲だと思っています

ボウイと言えばグラム時代においてはカリスマ性に満ちたヴォーカルや派手なファッション、ベルリン時代にはBrian EnoRobert Frippと組んでニューウェーブへの道を切り開いた先鋭的なサウンドクリエイターとして…と言った側面から語られる事が多いように思いますが、
実はその多くの曲がピアノやギターの弾き語りだけでも成立するような魅力あるメロディと歌詞を持っていて、オーセンティックなソングライターとしても素晴らしいアーティストである事はあまり語られていないような気がします
この曲はそのJohn LennonBob DylanCliff Richardといったアーティストから影響を受けたいちシンガーソングライターとしてのボウイの隠れた名曲であり最高傑作とさえ言えるのでは?

特にこの美しいメロディもさることながら、Hunky Dory時の音源では自分の内面を痛々しく吐露するように、再録版では過去の自分に暖かく語りかけるように…とその録音年代によって同じフレーズでも表情が全く違って聴こえる内省的な歌詞がとにかく素晴らしい一曲です
| Music:Youtube | 06:35 | トラックバック:0 | コメント:0
Declare Independence!!
Declare Independence!!
Declare Independence

ぼんやりとヒマを持て余しつつ音楽系のブログをあちこち除いたりなんぞしてると、ちょっと興味深い記事を見つけました
最新のニュース…と言うには少し遅いですがご紹介

ビョーク、ステージで「チベット独立」を叫び中国政府は激怒ーDiscジャンキーズ-洋楽CDレビュー


2008年3月7日、世界中で熱狂的なファンを持つアイスランドの女性歌手ビョークが中国公演のステージ上で「チベット独立」を叫んだ事件で、事態を重く見た中国文化部は彼女に対し法的措置をとると発表した。

今月2日に上海市で行われたコンサートで、ビョークはステージ上で中国当局から許可を得ていない楽曲「Declare Independence(独立宣言)」を歌い始め、突然「チベット!チベット!」と叫んだという。これには中国の聴衆も驚き、事件は瞬く間に内外に報道された。

中国文化部スポークスマンは、政府は国際的文化交流活動を積極的に奨励しているが、国内で活動する海外のアーチストや団体は国家の「営業性演出管理条例」を遵守しなければならないと強調。この規定に違反して個人的な芸術活動を政治利用し、中国人民の感情を傷つけるアーチストは歓迎しない、と強い不満の意を表明。ビョークには法的措置をとると述べたうえで、今後中国を訪れる海外のアーチストや団体の芸術活動について、より厳しいチェックを行うことを明らかにした。


はっきり言って、僕は中国とチベットの問題に関しては一般教養として程度の知識しかありませんし、普段特別関心を払っている問題でも無いので、Bjorkのこの発言/パフォーマンスは正しい事なのかどうか判断を下す事もできません
でも、こういうニュースを聞くとなんだか少し嬉しくなってしまったりするんですよw
国家権力の統制を越えて音楽/アートが人を動かす力を持つかもしれない…と今でも思えるような
背景の詳細も知らずにこんな事に対して無責任にカッコイイとか思っちゃうのって、ウルトラマンが出て来たらとりあえず喜んじゃうような子供と全く変わらないんでしょうけどねw

Yahoo!ニュース

Bjork/Declare Independence for Tibet@Shanghai

Declare Independence Live @ Later! with Jools Holland
| Music:News | 01:22 | トラックバック:0 | コメント:0
Macy Gray/BIG(2007)
Macy Gray/BIG(2007)
Macy Gray/BIG

ハスキーボイスの個性派R&Bシンガーの4thスタジオアルバム

Macy Grayと言えば日本でも一時期車のCMにWe Will Rock Youのカバーが使われてその声をよく耳にしましたし、初期はネオソウルの一派のような扱いも受けていたので、共演もしているErykah Badu好きの僕としてはずっと気になっている存在だったのですが、なかなかCDを買えずにいた所、前作が発売されて店頭で流れていたのを聴いた瞬間に即惚れ込んで購入してしまいましたw

その購入のきっかけとなった曲でもあり、何度も聴いた今になっても一番好きな曲が一曲目のNatalie ColeをフィーチャーしたFinally Made Me Happy
一曲目のドラムの入りからしてまるで往年のソウル・レヴュー的というか、日本人には歌謡曲的にさえ聴こえるこてこて、ベタベタのソウルバラッドで、またサビで大げさなまでに泣きを煽るようなNatalie Coleのコーラスとストリングスのラインがもうクサイというかなんというか、今時こんな曲やっちゃうか?という感じもありますが、このベタすぎる感じが個人的にはたまらないのですw
このサウンド作りに貢献しているのがBlack Eyed Peaswill.i.am
John Legend作品でもそうでしたが、オールドソウル的な音作りをさせたらやっぱり上手いですね

他にこのアルバムに参加しているプロデューサーとしては、Christina Aguilera等の仕事で知られるRon Fairなどの名前がありますが、外せないのはJustin Timberlakeでしょう
Timbalandと絡んだFuture Sex/Love Soundsでポップアイドルファン以外にもその名をアピールしたジャスティンですが、このアルバムでも実に面白いサウンドを作り上げています
特にAllen Toussaint作、Paul Batterfieldや、日本ではGSのゴールデンカップスがカバーしていた事でも知られるGet Out Of My Life WomanネタのGet Outはちょい80'sロック風かつフューチャリスティックなファンクサウンドでこのアルバムのハイライトの一つとも言える曲でしょう

その他、James BrownIt's A Man's Man's Man's Worldという大ネタをモロに使ったB級映画のサントラ風ファンクGhetto Love、ニューオリンズ的なユルいサウンドながら歌詞は殺人の歌というStrange Behavior、will.i.amがラップも披露しているアップテンポなTreat Me Like Your Moneyなどなど、全面に渡ってオールドソウル/ファンクをデフォルメした素晴らしいトラックとメイシーの独特の声の魅力が爆発した歌唱が詰まった極上のアルバムです

Finally Made Me Happy
| Music:Disc Review | 00:50 | トラックバック:0 | コメント:0
Norman Smith died
Norman Smith died
Norman Smith

初期The Beatlesを支えた名エンジニア、Norman Smith氏が今月3日に85年の生涯を終えた

George Martinからその手腕を認められ、John Lennonから音圧指示の細かさを揶揄されて2db's Smithと呼ばれていた彼はビートルズデビュー以降Rubber Soulまでほぼ全ての楽曲を手がけ、サイケ時代のPink FloydThe Pretty Thingsをも支えた60年代ロック陰の功労者と言える存在でした
謹んでご冥福をお祈りいたします

bounce.com

The New York Times


The Beatles/In My Life
| Music:News | 00:21 | トラックバック:0 | コメント:0
King Crimson/Live In Central Park
King Crimson/Live In Central Park

Easy Money

Improvisation

King Crimsonの1973年6/25、New York Central Parkでのライヴ映像
まさに絶頂期を捕らえた映像といった感じでしょうか、ただただカッコイイの一言…
この時期の公式ライヴ盤としてはUSAがありますが、それよりもこの日の演奏の方がいいんじゃないでしょうかw
The King Crimson Collector's Clubシリーズの一つとして、Live In Central Parkという名で出されてるアルバムがありますが、どうやらそっちは1974年の演奏でこの映像とは違うみたいですね
フリップさん、高くても買ってやるからこの日の音源公式リリースしてくれません?w
| Music:Youtube | 23:55 | トラックバック:0 | コメント:0
ゆらゆら帝国/空洞です(2007)
ゆらゆら帝国/空洞です(2007)
ゆらゆら帝国/空洞です

日本を代表する異形のサイケデリックバンド、ゆらゆら帝国の11枚目のスタジオアルバム

ゆらゆら帝国といえばノイズ、サイケ、アングラなどとおどろおどろしいキーワードとともに語られ、通好みの邦楽ロックバンドの代表格としてもよく挙げられます
個人的に灰野敬二など日本のアングラチックなアーティストに対してあまりいい印象を抱いていなかったので以前は少し敬遠さえしていたのですが、前作Sweet Spotをなんとなくレンタルして聴いてみたらとてつもなくかっこよかったのですっかりファンになってしまいましたw

その前作Sweet Spotは、60年代サイケデリックアートをモノクロに塗り替えたようなジャケが象徴していたように、ドロドロとして強烈なロック的キーワードが散りばめられた名盤でしたが、今作はまずジャケからしておよそロック的とは言い難い雰囲気
曲の方も、まず1曲目のおはようまだやろうからMarvin Gayeかと思うようなニューソウル風サックスが飛び出して意表をつきます
2曲目から数曲はトリオ編成を意識したミニマムでコードの少ない曲が続きますが、それにしたって以前の曲、例えば2005年世界旅行無い!!などのようなクラウトロック/ポストロック的な、クラブミュージックにも通じるような反復感というより、なんとな〜く同じビート、同じコードを刻み続けたような気怠さで支配されています
歌詞にしても、意味が込められているのか何も考えていないのかわからないような以前からの作風がさらに深化してつかみ所の無い雰囲気
特に4曲目、やさしい動物の気怠さはどう表現したらいいのか分からないほど
途中の低音コーラスなど、ロック的な狂気、緊張感が迫って来ていいようにも思えるのに、聴いていて感じるのはただただユルさと閉塞感…

その閉塞感は次の曲まだ生きているでわずかながらに破られます
イントロからしてちょっとブリティッシュビートっぽく(しかしこれもおっそろしくやる気無さげですがw)、途中の展開は5曲目にして初めてロックを聴いていると思わせてくれる展開
ここから徐々に緊張感が増してパンクな爆発を迎える…と言いたいところですが…
次の曲、何となく夢をでその期待は無惨にも裏切られますw
少し80年代中期のサザンオールスターズを思い起こさせる、ほんのりニューウェーブ感がただよったポップな曲ながら、つかみ所がなくゆらゆらしたコーラスがかかったギターにやる気の無いビートで脱力感を誘われます
次の曲はシングルにもなった美しいですが、シングルヴァージョンのキラキラした音とともに意味の分からない感情が迸っていたような感覚は全く無く、トレモロギターの反復と気の抜けた合いの手とともに無機質で冷めた空気が広がり、次第にフェイドアウト
しかしトレモロギターの音色は響き続けて次の曲

いってきます

ファズベースと尺八の音色とともに、およそ無邪気な子供らしくはない不気味な坂本慎太郎のこんなつぶやきで始まる曲の題名は学校へ行ってきます
ずっと変わる事無く同じラインを演奏し続けるリズム隊の上で坂本のつぶやきと狂気的なノイズが渦を巻くこの曲
冷静に考えればこれまでの流れからすると異色に思えるこの曲ですが、渦を巻くノイズに違和感を抱かないのは、これまでの曲群にも実は含まれていた、ユルさと無気力さに包み隠されていたわずかな狂気や毒気が聴いているうちに徐々に体に浸透していたからなのでしょう
呆然とさせられている内にこの曲は終わり、メジャーキーのメロウな音が耳に飛び込んできます
Todd RundgrenCurtis Mayfieldを意識して書いた曲のようなポップな次の曲はひとりぼっちの人工衛星
使用期限が切れて軌道を離れていく人工衛星を擬人化した、メッセージ性がありながらも同時に内省的な無常観に貫かれた歌詞が印象的です

そしてアルバムはラストのタイトル曲へ
SGのクリーントーンによる面妖なリフが飛び出したかと思えば、歌が始まるとまるでI Want Youの頃のMarvin Gayeのような、ニューソウルというよりブラコン的な香りさえ漂うメロウな一曲
しかしそこはやはりこのバンド、当然能天気に愛を歌ったような風情はゼロで変わらず冷めた空気を漂わせています
そして曲が進んでいくとともに、このアルバムでこれまで一度も感じる事の無かった言い得ぬ高揚感さえ感じ、プレイヤーが停止するとともに気づけば再び再生ボタンを押している…
あまりにもつかみ所が無い、だからこその強烈な中毒性をもったこのアルバム、"迷"盤でもあるかもしれませんがまぎれも無く名盤、大傑作な作品です

空洞です
| Music:Disc Review | 15:37 | トラックバック:1 | コメント:0
Carole King/Tapestry(1971)
Carole King/Tapestry(つづれおり)(1971)
Carole King/Tapestry

70年代を代表するシンガーソングライター、Carole Kingの2ndソロアルバム

作品の中身の前にこのアルバムにはちょっと面白い逸話がありますのでそれをご紹介
この作品が全米でリリースされたのは1971年の3月の事ですが、そこから15週に渡って1位をキープ、浮き沈みを繰り返しながら6年もの長きに渡りチャートインし続けた…
というのは割と有名な話ですが
1971年といえば他にも多数の名盤が出た年でもありますが、その中でも外せない超有名盤、Led Zeppelinのあの天国への階段(Stairway To Heaven)が収録されたFour Symbolsもこの年の11月に出ています
しかし実はこのアルバム、ツェッペリンのオリジナルスタジオアルバムの中で唯一全米一位を獲得できなかったアルバムというのはあまり知られていないのでは?
そのときチャート一位だったのがこのTapestry
なんだか1971年という時代のアメリカの空気を象徴したような出来事にも思えます

さてこのアルバムの中身ですが、今更語るまでもなく全編極上のポップスで満ちています
Carole KIngと言う人はもともと夫であるGerry Goffinと組んで裏方の作曲家業をやっていたので、このアルバムも以前他アーティストに書き下ろした曲のセルフカバーが多く含まれていまして
The Shirellesに書いたWill You Love Me TomorrowAretha Franklinに書いた(You Make Me Feel)Like A Natural Womanなんかは有名所ですね
また元アーティストでヒットしただけではなく、このアルバム発売以降にも収録曲の殆どがカバーされヒットを飛ばしているのもこのアルバムの魅力の証明!
The Isley BrothersIt's Too Lateを、Donny HathawayYou've Got A Friendをカバーしているのは有名ですが、ちょっと面白いところとしては、今となっては少し懐かしい香りがしてしまうアシッドジャズグループBrand New HeaviesYou've Got A Friendを、奄美の歌姫元ちとせHome Againを、さらにはRed Hot Chili PeppersJohn FruscianteWill You Love Me Tomorrowをライブでカバーしていたとか!
キャロルの音楽が時代も人種も越えて受け入れられている事のなによりの証拠ですね

Will You Love Me Tomorrow


追記@2008/3/22
どうやらボーナスディスク付きのリマスター盤が発売されるようですね
Amazonによるとこのボーナスはピアノ弾き語りによる未発表のライブ音源が収録されたもののようです
| Music:Disc Review | 01:46 | トラックバック:0 | コメント:0
Nirvana/Here She Comes Now
Nirvana/Here She Comes Now

Nirvanaがラジオ出演した際のVelvet Undergroundのアコースティックカバー音源
ニルヴァーナはこの曲をよくライヴのレパートリーにしていたそうですが、実はスタジオ録音もしていて、The Melvinsとのスプリットシングル(メルヴィンズはVenus In Fursをカバー)として1000枚限定(!!)でリリースされていたそうです
僕は見た事さえありませんが見つけたとしてもいったいどんな値段がついていることやら…
| Music:Youtube | 22:40 | トラックバック:0 | コメント:0
Donald Fagen/The Nightfly(1982)
Donald Fagen/The Nightfly(1982)
Donald Fagen/The Nightfly

Steely Danの声、Donald Fagenの1stソロ

先日友人と都内を回って買い物をしている時に渋谷のレコード屋でLPを見つけ、既にCDで所有していて何度となく聴いている上、常に金欠気味の学生にとっては少々高い値段であったにも関わらずついLPを衝動買いしてしまいましてw
正直半分ジャケ目当てで買ったんですが、実際に聴いてみると、僕の既に持っていたCDとは比べ物にならないくらい音がいい!!
よくよく考えてみると、このアルバムってこんなに有名なのにリマスターは一度もされてないんですよね
作品の中身そのものとは関係ない話が続いてしまいますが、先日フェイゲンのソロ全作と未発表ボーナスやMVIをセットにしたボックスが発売されましたよね
そのボックスに関してネットの情報を見ているとなんだかリマスターされているのかされていないのか、情報が錯綜してよくわからない事になっていて…
僕も未聴なので推測の話になりますが、CDは以前と同じで、MVIに入ってる既発アルバムトラックはリマスターされているのでは?
…なんて思ったりしているのですが実際はどうなんでしょう?
実際に購入した方いましたら情報を教えてくださいw

アルバムの中身の話に移ります
もう既にあらゆる媒体で語り尽くされているアルバムなので、いまさら僕ごときが何を書いても蛇足にさえならないであろう事は承知の上でw
Donald Fagenという人には常に完璧主義というキーワードがつきまとっていますが、もう一つフェイゲンの音楽において重要なのは、
「反抗的な懐古性」
ではないでしょうか
Steely Dan、Donald Fagenと言えば当時時代の最先端であったスタイリッシュな都会派音楽というような言われ方をしますし、確かにその難解で洗練されたコード進行、腕利きのミュージシャンを贅沢に使い、編集技術を駆使して隙なくまとめたサウンドはそれ以前の音楽界にはありえなかったやり方だったのでしょうが、曲の根幹は初期から近年まで一貫して50〜60年代ジャズを下敷きにしていて、部分的にレゲエを取り入れた以外はその時代の新しい音楽などには見向きもしていないようにも思えます
事実このアルバムにおいてもnoteとして「50年代後半から60年代後半の若者を楽しませていた幻想を表現している」とコンセプトを表し、The DriftersRuby Babyをカバーしています
1982年と言えばSex Pistolsのデビューから6年が経過し、よりマスでポップなマーケットにおいてもBlondieDuran Duranといったパンク/ニューウェーブからの流れを感じさせるバンドが並び、ベテラン勢も次々とそれに呼応、Frank ZappaSheik Yerboutiにおいてパンクを茶化したような曲を作り、Billy JoelIt's Still Rock'n'Roll To MeでPunkやNew Waveなどと歌い込んで、パンクに対してネガティブともとれる対応であっても、ベテランにとっても無視できない存在であった事は間違いなかったのでしょう
しかしそんな時代に、パンクに対する反抗とさえも感じられない、パンクなど存在もしなかったような音楽を作り、しかもそれをヒットさせてしまったというのはフェイゲンの頑なで反抗的な懐古性を現しているのではないでしょうか

曲作りに関してはやはりSteely Danとそれほど差はなく、プロデューサーも同じGary Katzで、あえて言うならばフェイゲン自身のキーボードプレイがAjaGauchoの頃よりも多いのでよりパーソナルでリラックスした雰囲気が味わえる…と言いたいところですが、結局全体の印象としては精緻で完璧主義的なSteely Dan名義でもいいじゃん!!てな反応でも受け止められてしまいそうですが…
このアルバムでしかありえない物をもたらしているのはその上記したコンセプトに基づいた歌詞にあると思います
科学技術の発展に夢を馳せ、What a beautiful world this'll beと高らかに歌ったI.G.Y.
真夜中に語り合う郊外の若いカップルを描き出したMaxine
新たな土地と広がるコミュニケーションに希望を抱いていた時代を感じさせるNew Frontier
しかしこれらのような夢を感じさせる曲に反して、
通りでは殺人が起こってる、という一節から始まるGreen Flower Street
架空のラジオ曲WJAZのDJの抱える憂いを歌ったタイトル曲The Nightfly
のような現実を突きつけるような歌詞が入り交じり、整理されたサウンドとは裏腹に混濁した内省感を感じさせる歌詞がこのアルバムをより深みのあるものにしているように思えます

I.G.Y.(International Geophysical Year)
| Music:Disc Review | 19:56 | トラックバック:0 | コメント:0
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