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King Crimson/Earthbound(1972)
King Crimson/Earthbound(1972)
King Crimson/Earthbound

Island発表後のラインアップで行われたロック史上最狂のライヴを記録したアルバム

"earthbound"という単語には、「現実的な、想像力に欠けた」などという意味がありますが、このアルバムを聴いて、「現実的な」演奏であるなどと思う事ができるでしょうか
それほどまでに壮絶な演奏、人間の想像の範疇を越えている、と言ってしまってもいいほどの演奏が繰り広げられています

King Crimsonは活動時期によってメンバーが全く違いますので、まずはこのアルバムに置ける編成をご紹介
ギターには当然Robert Fripp
ベース/ヴォーカルには後にBad Companyに参加するBoz Burrell
ドラムはYes結成前にJon Andersonとバンドを組んでいたIan Wallace クリムゾン脱退後はBob DylanRy Cooderといった非プログレ人脈とのセッション活動が目立ちます
サックスやフルートを担当しているのはMel Collins クリムゾン脱退後の活動としては、このラインアップが結成されるきっかけとなったIsland作成前のオーディションで落選したRoxy MusicBryan Ferryの作品に参加している事などが有名です
この編成で録音されたスタジオアルバムはIslandのみで、フリップはこの編成では自分の思い通りの音楽を作れないと感じていたようですね

それでは肝心の中身ですが
よく言われるように、音質ははっきり言って劣悪です
当時のブートレグでもまだマシなものが見つかるくらい…
意図的なのかと思いきや、フリップはこの音質も気に入っていなかったようで、再発時に難色を示したとの噂もあるほどです
…がしかし、その劣悪な音質はこのライヴの凶暴な演奏に実にマッチしています
オルタナ以降、音楽雑誌のレヴュー欄に「ジャズ、パンク、メタル、プログレ、ハードコア、ダブが全て渾然一体となった…」などという表現をちらほら見かけますが、このアルバム以上にその言葉がふさわしいものがあるでしょうか
パンクやメタル、ハードコアなどといった音楽はこの当時生まれてさえいませんし、ダブもまだ英米の音楽界にはほとんど知られてさえいなかったはずです
別にそれらのジャンルのスタイルを先取りしている…という訳ではないのですが、これ以降のどんなパンクよりもパンクな、どんなメタルよりもメタリックな演奏、そしてどんなダブよりも刺激的な音響が偶然に産み出された奇跡のようなアルバムです

それを何より象徴しているのが一曲目、言わずと知れた超有名曲21st Century's Schizoid Man
もう言葉を並べるのがバカバカしいほどの凶悪さ
是非下のYouTubeで、自分の耳で聴いてください

21st Century's Schizoid Man(爆音推奨!!)


あ、ここまでベタボメしてきましたが最終曲Groonは聴かなくてもいいかもw
よくわかんないドラムソロが長々と続いて眠くなりますw

テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

| Music:Disc Review | 17:36 | トラックバック:1 | コメント:0
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