Primal Scream/Vanishing Point(1997)


夏には新作、そしてFUJI ROCKでの来日も控えるPrimal Screamのダビーでサイケな5thアルバム
※7月に紙ジャケ仕様のリマスター盤
が発売予定

夏には新作、そしてFUJI ROCKでの来日も控えるPrimal Screamのダビーでサイケな5thアルバム
※7月に紙ジャケ仕様のリマスター盤
アルバム毎にまるで別のバンドのように音楽性を変えていくPrimal Scream
僕としてはそこが最大の魅力なわけですが、やっぱり世間では常に賛否両論が起こるようで…
前作Riot City Blues
も結構批判が目立ちましたよね
とはいえプライマル史上最も批判を受けたアルバムはやはり4thのGive Out But Don't Give Up
でしょう
3rdのScreamadelica
でマンチェブームの筆頭に立ち、最先端のロックを担う存在になったバンドが、突然懐古的とも思える田舎クサい70年代ロックの模倣をやってしまった、しかもそれがやたらと売れちゃったもんだから気に入らなかった人も多かったんだろうとは想像がつきますが…
Riot〜にせよGive Out〜にせよよくよく聴けばきちんとその時代ならではの音作りが施されていて、懐古的なんて言葉で片付けられるアルバムじゃないと思うんですけどね
とにかく、このVanishing Point
はそんな風にメディアからの逆風が残る中でリリースされたわけです
当時最新鋭のダンスミュージックを詰め込んだScreamadelica
Tom Dowdをエンジニアに迎えた本場仕込みのスワンプロックGive Out But Don't Give Up
…と来て次にプライマルがテーマに据えたのはサイケデリックなダブでした
アメリカン・ニューシネマの傑作、Vanishing Point
にインスパイアされたスリリングな音世界は、プライマルがロックの最前線に帰って来た!としてメディアからも軒並み好評価を受けたようですね
プロデューサーには本人達、そしてScreamadelica以来の共演となるAndrew Weatherall、そしてソロ以降のPaul Wellerを支えて来たBrendan Lynchが名を連ね、ベースにはこのアルバムから元The Stone RosesのGary"Mani"Mounfieldが参加、とUKロックファンならばこの名前を見ただけで期待せずにはいられないような制作布陣が敷かれています
1.Burning Wheel
今回のテーマがダブである事を宣言するかのような重く加工されたSEから、タブラのリズムに乗ったラーガロックなオルガンとギターが、そして歌が始まればまるでThe Beatlesなブリティッシュロック調に、と頭からあらゆる要素を詰め込みまくった強烈なインパクトの一曲!
しかしなんと言ってもBobby Gillespieのヘロヘロなのにセクシーな歌がたまりませんw
2.Get Duffy
ウェザオールが手掛けたインストナンバー
ベースラインとリズムの加工の仕方はダブですがコード進行にはブリティッシュサイケ〜プログレを思わせるところが
3.Kowalski
映画バニシングポイントのBarry Newman演じる主人公の名を冠したヘヴィーなダブ・ロック
イントロのサンプリングも同名映画のCleavon Little演じる盲目の黒人DJ、SupersoulがKowalskiのニュースを報じるシーンから
映画でもまさにそこがクライマックスと言える超名シーンですが、そのスリリングさをまさに音だけで演出した大名曲です
マニのベースが凄い!
4.Star
これまでの雰囲気とは一転、レゲエ界の伝説的人物Augustus Pabloのメロディカがのどかな空気感を演出するミディアムバラード
プライマルは大抵どのアルバムにも一曲は箸休め的な穏やかな曲が入っていますが、本作ではこのStarがそれにあたる曲ですね
5.If They Move, Kill 'Em
煽動的なタイトルのこの曲は70年代のブラックスプロイテーションムービーのサントラに入っていそうなファンク調インスト
しかし縦横無尽に左右のチャンネルを行き交うワウギターやヒップホップ的なリズムはやっぱりプライマルならではのスリリングなロック感を演出しています
6.Out Of The Void
まさにダブなSEが飛び交う狂気的な音像で幻惑させるスローなサイケ
"虚しさから抜け出せない"と歌うボビーの倦怠感溢れるヴォーカルもまた精神をズブズブとサイケデリックな沼に沈めて行く…
7.Stuka
またもやダビーな音響炸裂のインスト
前曲からの流れで完全にトリップできますなw
マニのベースはここでも絶好調、Jah Wobbleを彷彿とさせるヘヴィーな音を聴かせてくれます
8.Medication
ここに来てイントロから眼の覚めるような生ドラムが鳴り響き、聴こえてくるのはT-REXmeetsThe Rolling Stones、てな趣きの、はっきり言っちゃえば前作収録のRocksの二番煎じ?なロックンロール
二番煎じだなんて書いてしまいましたがこれはこれで結構好きだったりw
しかし録音はやはりRocksに比べ冷ややかな印象で、流れを損なう事無くアルバムの中にとけ込んでいます
9.Motörhead
ちょっと意外なハードロックバンドMotörheadのカバー
とは言え原曲からグッとテンポを落とし、初期パンク風のガレージーな演奏をベースにデジタルな音処理を施した、次作XTRMNTRの布石とも言える音に仕上げています
ベースには元Sex PistolsのGlen Matlockが参加
10.Trainspotting
ドラッグに溺れる若者の生活を描いた名作ロックムービー、Trainspotting
のサウンドトラックへの提供曲の再録
トリップホップ、なんて言葉は今やエレクトロニカに取って代わられた、使われたとしてもブリストル出身者限定、ってな感じになってしまっていますが、それでもあえてトリップホップと呼びたい90年代的な"踊れないダンスビート"です
しかしリフは60年代のB級スパイ映画的な雰囲気、つまりはテンポを上げてギターバンドがカバーすればArctic Monkeys?w
11.Long Life
KraftwerkというかDavid BowieのLowというか、な感じのアナログなシンセ音に導かれて始まる倦怠感溢れるダブ
リスナーをまたもや幻惑の沼へと沈めてアルバムは幕を閉じます
ちなみにこのアルバムにはAdrian Sherwoodがチーフリミキサーとして参加、全曲をさらにディープなダブへとリミックスしたEcho Dek
というリミックスアルバムがあります
このアルバムがお好きな方はそちらも是非
Burning Wheel(Live@Later!)
Kowalski
若かりし頃のKate Mossも出演
ちなみにこのPVのイメージはボビー曰く「Faster Pussycat, Kill! Kill!(60年代のアメリカン・ポップ・カルトムービー)とThe Sweeney(イギリスの有名刑事ドラマ)を足して2で割ったようなもの」だとか
僕としてはそこが最大の魅力なわけですが、やっぱり世間では常に賛否両論が起こるようで…
前作Riot City Blues
とはいえプライマル史上最も批判を受けたアルバムはやはり4thのGive Out But Don't Give Up
3rdのScreamadelica
Riot〜にせよGive Out〜にせよよくよく聴けばきちんとその時代ならではの音作りが施されていて、懐古的なんて言葉で片付けられるアルバムじゃないと思うんですけどね
とにかく、このVanishing Point
当時最新鋭のダンスミュージックを詰め込んだScreamadelica
Tom Dowdをエンジニアに迎えた本場仕込みのスワンプロックGive Out But Don't Give Up
…と来て次にプライマルがテーマに据えたのはサイケデリックなダブでした
アメリカン・ニューシネマの傑作、Vanishing Point
プロデューサーには本人達、そしてScreamadelica以来の共演となるAndrew Weatherall、そしてソロ以降のPaul Wellerを支えて来たBrendan Lynchが名を連ね、ベースにはこのアルバムから元The Stone RosesのGary"Mani"Mounfieldが参加、とUKロックファンならばこの名前を見ただけで期待せずにはいられないような制作布陣が敷かれています
1.Burning Wheel
今回のテーマがダブである事を宣言するかのような重く加工されたSEから、タブラのリズムに乗ったラーガロックなオルガンとギターが、そして歌が始まればまるでThe Beatlesなブリティッシュロック調に、と頭からあらゆる要素を詰め込みまくった強烈なインパクトの一曲!
しかしなんと言ってもBobby Gillespieのヘロヘロなのにセクシーな歌がたまりませんw
2.Get Duffy
ウェザオールが手掛けたインストナンバー
ベースラインとリズムの加工の仕方はダブですがコード進行にはブリティッシュサイケ〜プログレを思わせるところが
3.Kowalski
映画バニシングポイントのBarry Newman演じる主人公の名を冠したヘヴィーなダブ・ロック
イントロのサンプリングも同名映画のCleavon Little演じる盲目の黒人DJ、SupersoulがKowalskiのニュースを報じるシーンから
映画でもまさにそこがクライマックスと言える超名シーンですが、そのスリリングさをまさに音だけで演出した大名曲です
マニのベースが凄い!
4.Star
これまでの雰囲気とは一転、レゲエ界の伝説的人物Augustus Pabloのメロディカがのどかな空気感を演出するミディアムバラード
プライマルは大抵どのアルバムにも一曲は箸休め的な穏やかな曲が入っていますが、本作ではこのStarがそれにあたる曲ですね
5.If They Move, Kill 'Em
煽動的なタイトルのこの曲は70年代のブラックスプロイテーションムービーのサントラに入っていそうなファンク調インスト
しかし縦横無尽に左右のチャンネルを行き交うワウギターやヒップホップ的なリズムはやっぱりプライマルならではのスリリングなロック感を演出しています
6.Out Of The Void
まさにダブなSEが飛び交う狂気的な音像で幻惑させるスローなサイケ
"虚しさから抜け出せない"と歌うボビーの倦怠感溢れるヴォーカルもまた精神をズブズブとサイケデリックな沼に沈めて行く…
7.Stuka
またもやダビーな音響炸裂のインスト
前曲からの流れで完全にトリップできますなw
マニのベースはここでも絶好調、Jah Wobbleを彷彿とさせるヘヴィーな音を聴かせてくれます
8.Medication
ここに来てイントロから眼の覚めるような生ドラムが鳴り響き、聴こえてくるのはT-REXmeetsThe Rolling Stones、てな趣きの、はっきり言っちゃえば前作収録のRocksの二番煎じ?なロックンロール
二番煎じだなんて書いてしまいましたがこれはこれで結構好きだったりw
しかし録音はやはりRocksに比べ冷ややかな印象で、流れを損なう事無くアルバムの中にとけ込んでいます
9.Motörhead
ちょっと意外なハードロックバンドMotörheadのカバー
とは言え原曲からグッとテンポを落とし、初期パンク風のガレージーな演奏をベースにデジタルな音処理を施した、次作XTRMNTRの布石とも言える音に仕上げています
ベースには元Sex PistolsのGlen Matlockが参加
10.Trainspotting
ドラッグに溺れる若者の生活を描いた名作ロックムービー、Trainspotting
トリップホップ、なんて言葉は今やエレクトロニカに取って代わられた、使われたとしてもブリストル出身者限定、ってな感じになってしまっていますが、それでもあえてトリップホップと呼びたい90年代的な"踊れないダンスビート"です
しかしリフは60年代のB級スパイ映画的な雰囲気、つまりはテンポを上げてギターバンドがカバーすればArctic Monkeys?w
11.Long Life
KraftwerkというかDavid BowieのLowというか、な感じのアナログなシンセ音に導かれて始まる倦怠感溢れるダブ
リスナーをまたもや幻惑の沼へと沈めてアルバムは幕を閉じます
ちなみにこのアルバムにはAdrian Sherwoodがチーフリミキサーとして参加、全曲をさらにディープなダブへとリミックスしたEcho Dek
このアルバムがお好きな方はそちらも是非
Burning Wheel(Live@Later!)
Kowalski
若かりし頃のKate Mossも出演
ちなみにこのPVのイメージはボビー曰く「Faster Pussycat, Kill! Kill!(60年代のアメリカン・ポップ・カルトムービー)とThe Sweeney(イギリスの有名刑事ドラマ)を足して2で割ったようなもの」だとか

